kW↔kVA変換計算機|力率・単相・三相対応の電力換算ツール

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⚡ kW ↔ kVA 変換計算機

入力値を確認してください。kVAと力率(0.01〜1.00)は正の数値を入力してください。
有効電力(kW): kW
入力値を確認してください。kWと力率(0.01〜1.00)は正の数値を入力してください。
皮相電力(kVA): kVA
すべての項目に正の数値を入力してください。
皮相電力: kVA
有効電力: kW

🚀 クイック変換(力率0.80 基準)よく使われる値

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📋 変換履歴(直近5件)

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📚 kWとkVAの違いをわかりやすく解説

kW(キロワット):有効電力

実際にモーターを動かしたり、熱を発生させたりする「仕事をする電力」。電力会社の電気料金の基本となる単位。

kVA(キロボルトアンペア):皮相電力

電圧(V)×電流(A)÷1000 で求める「見かけの電力」。発電機・変圧器・UPS の容量表示に使用される。

力率(Power Factor:PF)

有効電力(kW)÷皮相電力(kVA)で求める比率(0〜1)。1に近いほど効率的。一般的な三相機器は0.8が多い。

var(バール):無効電力

コイルやコンデンサが蓄えて往復させる電力。仕事はしないが、回路の動作には必要。kVA²= kW²+ kvar²。

電力三角形(Power Triangle)

有効電力 P [kW] 皮相電力 S [kVA] 無効電力 Q [kvar] θ cos θ = PF(力率)

kW = kVA × cosθ(力率) / kVA = kW ÷ cosθ / kvar = √(kVA² − kW²)

🔢 計算式と変換手順

kVA → kW(皮相電力から有効電力へ)

  • 機器の仕様書でkVA値と力率(PF)を確認します。力率が記載されていない場合は、三相機器では 0.80、単相抵抗負荷では 1.00 を使用します。
  • 計算式を適用します:kW = kVA × 力率
  • 例:100 kVA × 0.80 = 80 kW

kW → kVA(有効電力から皮相電力へ・発電機選定等)

  • 負荷の合計有効電力(kW)と力率(PF)を準備します。
  • 計算式を適用します:kVA = kW ÷ 力率
  • 例:80 kW ÷ 0.80 = 100 kVA(必要な発電機容量)
  • 安全率(通常1.1〜1.25倍)を乗じて余裕を持たせた容量を選定します。

電流・電圧からkVAを計算する

  • 単相の場合: kVA = V × A ÷ 1000 (例:200V × 60A ÷ 1000 = 12 kVA)
  • 三相の場合: kVA = √3 × V × A ÷ 1000 ≈ 1.732 × V × A ÷ 1000 (例:200V × 50A → 1.732 × 200 × 50 ÷ 1000 ≈ 17.32 kVA)
  • 得られたkVA値に力率を掛けると有効電力(kW)が求まります。

📊 kVA ↔ kW 換算表

よく使われる力率(0.70 / 0.80 / 0.90 / 1.00)でのkVA→kW換算値

kVA kW(PF=0.70) kW(PF=0.80) kW(PF=0.90) kW(PF=1.00)

kW → kVA 換算表(発電機容量選定目安)

必要なkW負荷に対して推奨される発電機kVA容量(力率0.80基準)

負荷(kW) 必要kVA(PF=0.80) 推奨発電機容量(安全率1.25) 用途例
1.51.8752.35小型ポンプ・照明
3.03.754.7エアコン(家庭用)
5.56.8758.6送風機・小型モーター
7.59.37511.7中型ポンプ
1113.7517.2コンプレッサー
2227.534.4工場設備・大型モーター
3746.2557.8非常用発電機(中規模)
7593.75117.2大型施設・工場

🏭 主な利用シーンと注意点

発電機の容量選定

一般的な三相交流発電機の力率は 0.80。kW負荷を0.80で割った値が必要kVAとなる。さらに始動時の突入電流を考慮し余裕を持たせた容量を選定する。

変圧器・トランスの容量

変圧器の定格はkVAで表示される。設備容量(kW)÷総合力率×需要率 でkVAを算出し、適切なトランス容量を選ぶ。

UPS(無停電電源装置)

UPSの出力定格はkVAで表示される。接続する機器のkW消費合計をUPSの力率(通常0.9〜1.0)で割って必要kVAを求める。

電気料金の基本料金(低圧・高圧)

高圧受電では「1kVAあたりの基本料金」が適用されるケースがある。電力会社によって異なるため、契約内容を確認する。

データセンター・サーバー設備

サーバーラックのPDU(電源分配ユニット)はkVA表示。サーバー本体の消費kWをkVAに換算し、ラック搭載容量内に収める必要がある。

太陽光・系統連系インバーター

パワーコンディショナーの定格出力はkVAで表示される。力率1.0に近い最新型では kW ≈ kVA となる場合も多い。

❓ よくある質問(FAQ)

kVAとkWは同じですか?
直流回路や力率が1.0の純粋な抵抗負荷の場合はkVA = kWとなります。しかし、モーターやトランスなどの誘導性負荷では電圧と電流の間に位相差が生じるため、力率が1.0未満となりkVA > kWになります。一般的な三相誘導モーターでは力率0.80〜0.85が標準的です。
力率がわからない場合はどうすればよいですか?
機器の仕様書(スペックシート)やメーカーに問い合わせるのが最も確実です。わからない場合の目安として、三相発電機・三相誘導モーターは0.80、単相交流発電機・抵抗負荷(ヒーター・白熱電球)は1.00、家電製品・LED照明は0.90〜0.95、コンプレッサー・溶接機は0.70〜0.80を使用してください。
発電機を選ぶときkWとkVAどちらで選べばよいですか?
発電機の定格出力はkVAで表示されるため、接続する負荷の合計kWを力率(通常0.80)で割ってkVAに換算し、さらに1.1〜1.25倍の安全率を乗じた値以上の発電機を選定します。例:負荷合計40kW、力率0.80の場合 → 40÷0.80 = 50kVA → 50×1.25 = 62.5kVA以上の発電機を選択。
100kVAは何kWですか?
力率によって異なります。力率0.80(三相標準)の場合:100 × 0.80 = 80kW、力率0.90の場合:100 × 0.90 = 90kW、力率1.00(単相抵抗)の場合:100 × 1.00 = 100kW。発電機のスペック表に力率が明記されていない場合は0.80が広く採用されています。
kVAはなぜkWより大きい数値になるのですか?
交流回路では誘導性負荷(モーター・トランス等)により電流の位相が電圧より遅れます。この位相差のため、電源から供給される全電力(皮相電力=kVA)のうち実際に仕事をする部分(有効電力=kW)が少なくなります。無効電力(kvar)が存在する分だけkVAはkWより常に大きくなります(力率が1.0でない場合)。
力率を改善するにはどうすればよいですか?
進相コンデンサ(Power Factor Correction Capacitor)を負荷と並列に接続することで、誘導性負荷による遅れ電流を補償し力率を改善できます。力率が改善されると同じkW負荷に対して必要なkVAが減少し、設備の電流容量や電気料金の基本料金を削減できます。最近では高効率インバーター機器の普及により、力率0.95以上の設備も増えています。
三相200Vで20Aの回路のkVAとkWはいくらですか?
三相の計算式:kVA = √3 × V × A ÷ 1000 = 1.732 × 200 × 20 ÷ 1000 ≈ 6.93 kVA。力率0.80の場合のkW = 6.93 × 0.80 ≈ 5.54 kW。このようにタブ3「電流から計算」で自動計算することができます。