kW→A変換計算機|直流・単相・三相対応の無料ツール

kW ⇔ A 変換計算機

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kW → A 換算式

kW(キロワット)からA(アンペア)に変換するには、回路の種類によって異なる計算式を使います。以下の式では 電力(P)電圧(V)力率(PF) の3要素が必要です。

直流(DC)
I (A) = 1000 × P (kW) ÷ V (V)
例:2kW、電圧100V の直流回路 → I = 1000×2÷100 = 20A
交流 単相(AC 1相)
I (A) = 1000 × P (kW) ÷ (PF × V (V))
例:1.5kW、電圧100V、力率0.8 → I = 1000×1.5÷(0.8×100) = 18.75A
交流 三相・線間電圧(AC 3相 VL-L)
I (A) = 1000 × P (kW) ÷ (√3 × PF × VL-L (V))
例:3kW、線間電圧200V、力率0.8 → I = 1000×3÷(1.732×0.8×200) ≈ 10.83A
交流 三相・相電圧(AC 3相 VL-N)
I (A) = 1000 × P (kW) ÷ (3 × PF × VL-N (V))
例:3kW、相電圧115V、力率0.8 → I = 1000×3÷(3×0.8×115) ≈ 10.87A
⚠️ 力率(PF)は負荷の種類によって異なります。正確な計算には、使用する機器の仕様書で確認した力率を使用してください。

A → kW 換算式

直流(DC)
P (kW) = I (A) × V (V) ÷ 1000
例:20A、電圧100V の直流回路 → P = 20×100÷1000 = 2kW
交流 単相(AC 1相)
P (kW) = PF × I (A) × V (V) ÷ 1000
例:15A、電圧100V、力率0.9 → P = 0.9×15×100÷1000 = 1.35kW
交流 三相・線間電圧(AC 3相 VL-L)
P (kW) = √3 × PF × I (A) × VL-L (V) ÷ 1000
例:10A、線間電圧200V、力率0.85 → P = 1.732×0.85×10×200÷1000 ≈ 2.95kW
交流 三相・相電圧(AC 3相 VL-N)
P (kW) = 3 × PF × I (A) × VL-N (V) ÷ 1000
例:10A、相電圧115V、力率0.85 → P = 3×0.85×10×115÷1000 ≈ 2.93kW

換算ステップ・使い方

kW から A を求める手順
  1. 回路の種類を確認する(DC / AC単相 / AC三相)
  2. 電力(kW)を確認する(機器の銘板・仕様書を参照)
  3. 電圧(V)を確認する(日本の家庭は単相100V、動力は三相200V)
  4. 力率(PF)を確認する(不明な場合は機器タイプの標準値を使用)
  5. 対応する計算式に数値を代入して電流(A)を計算する
実用例:三相200V・3kW モーターのアンペア数
  1. 回路種類:三相(線間電圧VL-L)
  2. 電力 P = 3kW
  3. 電圧 VL-L = 200V
  4. 力率 PF = 0.85(誘導電動機の一般的な値)
  5. I = 1000×3 ÷ (1.732×0.85×200) = 3000 ÷ 294.4 ≈ 10.19A

kW ↔ A 換算表

以下は力率PF=1(抵抗負荷)の場合の参考換算表です。実際の機器では力率が1未満になるため、アンペア値は大きくなります。

電流 → 電力(kW)換算表
電流 (A) 100V 単相
2線式
100V 三相
3線式
200V 単相
3線式
200V 三相
3線式
1A0.10 kW0.173 kW0.20 kW0.346 kW
5A0.50 kW0.866 kW1.00 kW1.73 kW
10A1.00 kW1.73 kW2.00 kW3.46 kW
15A1.50 kW2.60 kW3.00 kW5.20 kW
20A2.00 kW3.46 kW4.00 kW6.93 kW
30A3.00 kW5.20 kW6.00 kW10.4 kW
40A4.00 kW6.93 kW8.00 kW13.9 kW
50A5.00 kW8.66 kW10.0 kW17.3 kW
60A6.00 kW10.4 kW12.0 kW20.8 kW
100A10.0 kW17.3 kW20.0 kW34.6 kW
電力(kW) → 電流(A)換算表
電力 (kW) 100V 単相
2線式
100V 三相
3線式
200V 単相
3線式
200V 三相
3線式
1 kW10A5.8A5.0A2.9A
2 kW20A11.5A10A5.8A
3 kW30A17.3A15A8.7A
5 kW50A28.9A25A14.4A
10 kW100A57.7A50A28.9A
15 kW150A86.6A75A43.4A
20 kW200A115A100A57.7A
30 kW300A173A150A86.6A
50 kW500A289A250A144A
100 kW1000A577A500A289A
※ 上記の換算表は力率PF=1(抵抗負荷)の場合の理論値です。交流回路では必ず実際の力率を考慮してください。

機器別・標準力率の目安

kW → A の換算精度を上げるには、使用する機器の力率(PF)を正確に把握することが重要です。以下は一般的な機器の典型的な力率の目安です。

機器・負荷の種類 典型的な力率(PF) 備考
抵抗負荷(電熱器・電球)1.00純抵抗、リアクタンスなし
白熱電球1.00
蛍光灯(安定器あり)0.90〜0.95インバーター型は高め
誘導電動機(全負荷)0.80〜0.90負荷が大きいほど高い
誘導電動機(無負荷)0.30〜0.50無負荷時は低下する
同期モーター0.85〜0.95励磁調整で変化
抵抗式オーブン・電気炉1.00
エアコン・冷蔵庫(インバーター)0.85〜0.98機種により異なる
UPS(無停電電源装置)0.80〜0.90
溶接機0.50〜0.80種類による

よく使われる換算シーン

100V/200V
日本の家庭用電圧
(単相2線・3線)
200V 三相
工場・動力設備
標準電圧
DC 12/24/48V
太陽光・蓄電池・
自動車電装
PF 0.80〜0.95
産業用機器の
一般的な力率範囲
代表的な換算例(三相200V、PF=0.85)
機器・用途 電力(kW) 電圧(V) 力率(PF) 電流(A)
小型ポンプ0.75 kW200V 三相0.85約 2.55A
工業用ファン1.5 kW200V 三相0.85約 5.10A
コンプレッサー3.7 kW200V 三相0.85約 12.59A
大型空調(動力)5.5 kW200V 三相0.85約 18.72A
工作機械11 kW200V 三相0.85約 37.44A
大型モーター22 kW200V 三相0.85約 74.88A

kW と関連する電力単位

kW(キロワット)はさまざまな電力単位と相互に換算できます。電気設備設計では kVA(皮相電力)、kvar(無効電力)なども重要な指標です。

単位 意味 kW との関係 用途
W(ワット)有効電力(SI基本単位)1kW = 1,000W家電・照明
kVA皮相電力kW = kVA × PF発電機・変圧器の定格
kvar無効電力kVA² = kW² + kvar²力率改善・コンデンサ設計
PS(仏馬力)機械的出力1PS ≈ 0.7355kWモーター・エンジン
HP(英馬力)機械的出力1HP ≈ 0.7457kW北米・英国機器
BTU/h熱量1kW ≈ 3,412BTU/h空調・冷凍

よくある質問(FAQ)

kW と kVA の違いは何ですか?
kW(有効電力)は実際に仕事をする電力で、機器が消費するエネルギーを表します。一方、kVA(皮相電力)は有効電力と無効電力の合計で、電源設備(発電機・変圧器など)の容量を表します。kW = kVA × 力率(PF)の関係があり、力率が1の場合にのみ kW = kVA となります。電気料金の計算には kW が、設備容量の設計には kVA が用いられます。
力率(PF)が分からない場合はどうすればいいですか?
機器の銘板(ネームプレート)や仕様書に力率が記載されている場合はそちらを使ってください。不明な場合は、機器の種類に応じた標準値(抵抗負荷:1.0、誘導電動機:0.85、蛍光灯:0.95など)を使用するのが一般的です。ただし、精密な電気設備の設計や保護機器の選定では、必ず実測値を用いてください。安全側(PFを低めに見積もり)で計算することをお勧めします。
三相の線間電圧と相電圧はどちらを使いますか?
一般的な電気設備では線間電圧(VL-L)が使われます。日本の三相動力は「200V」と表示されますが、これは線間電圧です。相電圧(VL-N)はY結線の中性点から各相までの電圧で、線間電圧の1/√3(約0.577倍)になります。200V三相の場合、相電圧は約115Vです。測定する場所・接続方式によって使い分けてください。
日本の家庭電源は単相100Vですか?
日本の一般家庭は単相2線式100Vまたは単相3線式100V/200Vが標準です。単相3線式では、エアコンや給湯器などの大容量機器に200Vが使えます。工場や業務用設備では三相3線式200V(動力)が使用されます。電気工事の際は、使用する電源種別を正確に確認してください。
アンペア(A)の計算はブレーカー選定に使えますか?
はい、kW → A の換算はブレーカー(遮断器)や電線の容量選定に活用されます。ただし、ブレーカーの定格電流は計算で得られた電流値に対して安全率(通常125%以上)を掛けた値以上のものを選ぶのが原則です。また、始動電流(モーター起動時)や突入電流を考慮する必要があります。電気設備の設計・施工は、必ず電気工事士の資格を持つ専門家に依頼してください。
kW と kWh(キロワット時)は違いますか?
kW(キロワット)は電力(仕事率)の単位で、ある瞬間の電気の使用量を表します。kWh(キロワット時)はエネルギー(電力量)の単位で、電力×時間を表します。たとえば、1kWの機器を1時間使用すると1kWhの電気を消費します。電気料金の請求は kWh 単位で計算されます。本ツールで扱うのはkW(電力)からA(電流)への変換で、kWhとは異なります。