kVA↔kW変換ツール|力率を使った換算計算機

kVA ↔ kW 変換ツール

kW = kVA × 力率(PF)
皮相電力(kVA)に力率を掛けると有効電力(kW)が求まります
力率スライダー: 0.80
結果がここに表示されます
kVA = kW ÷ 力率(PF)
有効電力(kW)を力率で割ると皮相電力(kVA)が求まります
力率スライダー: 0.80
結果がここに表示されます
力率(PF)= kW ÷ kVA
有効電力(kW)を皮相電力(kVA)で割ると力率が求まります(0〜1の範囲)
結果がここに表示されます
kVA = V × A ÷ 1,000 / kW = V × A × PF ÷ 1,000
電圧(V)・電流(A)・力率(PF)から kVA と kW を同時に計算します
結果がここに表示されます
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⚡ よく使われるクイック変換

よく使用されるkVA値を力率0.8として変換した結果です。カードをクリックすると計算ツールに値が入力されます。

📊 kVA ↔ kW 換算表

力率別(0.75 / 0.80 / 0.85 / 0.90 / 0.95 / 1.00)の換算値一覧です。

kVA PF 0.75
kW
PF 0.80
kW
PF 0.85
kW
PF 0.90
kW
PF 0.95
kW
PF 1.00
kW
※ 発電機の標準力率は0.8(三相交流)です。単相交流発電機は力率1.0として計算されることが多いです。

📚 kVAとkWの違いを理解する

皮相電力(kVA)と有効電力(kW)

項目 kVA(皮相電力) kW(有効電力)
読み方キロボルトアンペアキロワット
表す内容電源が供給できる最大電力実際に仕事をする電力
計算式V × A ÷ 1,000kVA × 力率
力率との関係kVA ≥ kW(常に)kW = kVA × PF
主な用途発電機・UPS・変圧器の選定家電・電気料金の計算
利用場面業務用・産業用設備一般家庭・オフィス

力率(Power Factor)とは

力率は有効電力(kW)を皮相電力(kVA)で割った比率で、0〜1の範囲で表されます。値が1に近いほど電力の無駄が少ない状態です。誘導モーターや変圧器のような誘導性負荷では力率が低下し、同じkVAに対してkWが小さくなります。

力率 = kW ÷ kVA (別表記:cos φ)
有効電力 ÷ 皮相電力 = 力率。kWとkVAが同じ場合は力率1.0(最大効率)

三相交流と単相交流の違い

種類標準力率計算式(kW)主な用途
単相交流(1φ)1.0kW = kVA × 1.0家庭用・小型機器
三相交流(3φ)0.8kW = kVA × 0.8産業用・発電機・モーター

📝 換算ステップと計算例

kVA → kW の換算手順

  1. 機器仕様書またはラベルから kVA値と力率(PF) を確認する
    例:発電機 100kVA、力率 0.8
  2. 計算式 kW = kVA × 力率 に数値を代入する
    100 kVA × 0.8 = 80 kW
  3. 求まったkW値が実際に使用できる有効電力(仕事をする電力)です
    答え:80 kW が有効電力

kW → kVA の換算手順

  1. 負荷機器の合計消費電力(kW)を把握する
    例:工場設備の合計 60 kW、力率 0.85
  2. 計算式 kVA = kW ÷ 力率 を使用する
    60 kW ÷ 0.85 ≈ 70.59 kVA
  3. 求まったkVAを基に余裕係数(1.1〜1.25倍)を掛けた容量の発電機を選定する
    70.59 × 1.2 ≈ 85 kVA → 100kVA機種を選択

実用計算例

シナリオ与えられた値力率計算式結果
オフィス用UPS選定負荷 4 kW0.94 ÷ 0.94.44 kVA
三相発電機の出力150 kVA 発電機0.8150 × 0.8120 kW
変圧器容量の確認200 kVA 変圧器0.85200 × 0.85170 kW
家庭用エアコン2.8 kW0.952.8 ÷ 0.952.95 kVA
データセンター設備500 kVA UPS0.9500 × 0.9450 kW
溶接機(特殊負荷)33 kVA0.59*33 × 0.59≈ 19.5 kW
※ 溶接機などは力率が低い場合があります。機器のメーカー仕様書を必ず確認してください。

🏭 kVA・kW変換が必要な主な場面

⚙️
非常用発電機の選定
仕様書はkVA表示が多い。負荷kWから必要kVAを逆算して選定する際に使用。三相交流は力率0.8が一般的。
🔋
UPS(無停電電源装置)
UPSの定格容量はkVA表記。保護したい機器の合計kWからUPS容量(kVA)を算出する。例:1kVA/0.8kW。
🏗️
変圧器・受変電設備
大型変圧器や受電設備の容量はkVA単位。電力会社との契約容量の確認や設備計画に欠かせない。
🖥️
データセンター・サーバー室
ラック単位のIT機器消費電力(kW)をPDU・UPSのkVA容量に換算して過負荷を防止する。
🏠
電力会社との契約
業務用電力プランはkVA基本料金制を採用するケースがある。実際の消費kWとの関係を把握するために変換が必要。
🏭
工場・産業設備
誘導モーターや溶接機などは力率が低下しやすい。kVA容量を正確に把握し、電気設備の過負荷を防ぐ。

🔄 kVA・kWから換算できる関連単位

単位kVAからの換算換算式
VA(ボルトアンペア)1 kVA = 1,000 VAkVA × 1,000
MVA(メガボルトアンペア)1,000 kVA = 1 MVAkVA ÷ 1,000
kW(力率0.8時)1 kVA ≈ 0.8 kWkVA × PF
W(力率0.8時)1 kVA ≈ 800 WkVA × PF × 1,000
HP(馬力)※参考値1 kW ≈ 1.341 HPkW × 1.341
kJ/h1 kW = 3,600 kJ/hkW × 3,600
kcal/h1 kW ≈ 860 kcal/hkW × 860
BTU/h1 kW ≈ 3,412 BTU/hkW × 3,412

❓ よくある質問(FAQ)

kVAとkWは何が違いますか?
kVA(キロボルトアンペア)は「皮相電力」で、電源が供給できる最大の電力量を表します。一方、kW(キロワット)は「有効電力」で、実際に機器が仕事をする電力です。交流回路では電流と電圧に位相差(遅れ)が生じるため、kVAとkWは異なる値になります。この比率を「力率(Power Factor)」と呼びます。
発電機を選ぶとき、kVAとkWどちらで選べばよいですか?
発電機はkVA(皮相電力)基準で選ぶことが推奨されます。発電機の物理的な限界は「電圧×電流」(=kVA)で決まるため、力率の低い負荷(モーターなど)を接続するとkWが小さくても電流が多く流れます。kWだけで選ぶと電流オーバーになるリスクがあります。三相発電機の場合、必要kVA = 負荷kW ÷ 0.8 を目安にし、さらに余裕分(1.1〜1.25倍)を加えた容量を選択します。
力率1.0(PF=1)とはどういう状態ですか?
力率1.0は「kVAとkWが等しい状態」で、供給された電力がすべて有効に仕事に変換されている理想的な状態です。純抵抗負荷(白熱電球・電熱器など)がこれに近い値を示します。力率が1.0未満になると、電流と電圧の間に位相差が生じ、無効電力が発生して電力の無駄が増えます。
1kVAは何kWですか?
力率によって異なります。代表的な値は以下のとおりです:
・力率0.75の場合:1 kVA = 0.75 kW
・力率0.80の場合:1 kVA = 0.80 kW
・力率0.85の場合:1 kVA = 0.85 kW
・力率0.90の場合:1 kVA = 0.90 kW
・力率0.95の場合:1 kVA = 0.95 kW
・力率1.00の場合:1 kVA = 1.00 kW
一般的な発電機・UPSの標準力率0.8では、1 kVA = 0.8 kW となります。
UPSの容量はkVAとkWどちらで表示されますか?
UPSはカタログに「定格出力容量(皮相電力/有効電力):1kVA/0.8kW」のように両方が記載されるのが一般的です。接続する機器の消費電力(W)を合計してkWを算出し、それをUPSの有効電力(kW)と比較して選定します。UPS容量の80%以下で運用することが推奨されています。
力率改善とは何ですか?なぜ重要ですか?
力率改善とは、進相コンデンサなどを設置して力率を1.0に近づける取り組みです。力率が低いと同じkWの仕事をするのに大きなkVA(電流)が必要となり、電力ロス・電圧降下・設備の大型化につながります。電力会社によっては力率に応じて電気料金が変動する(力率割引・力率割増)制度があるため、力率改善は電気代削減にも直結します。
三相交流のkVA計算式はどうなりますか?
三相交流のkVA計算式は次のとおりです:
kVA = √3 × V(線間電圧)× A(線電流)÷ 1,000
√3(約1.732)を掛けるのは三相交流特有の計算です。
例:線間電圧200V、線電流100Aの三相回路の場合
1.732 × 200 × 100 ÷ 1,000 ≈ 34.64 kVA