CEFR・TOEIC換算ツール|スコアをCEFRレベルで確認

📌 TOEICスコアをCEFRに換算するには、TOEIC L&R と S&W 両方のスコアが必要です(ETS・文部科学省基準)。L&Rのみの簡易換算も利用できます。
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TOEIC L&R スコアを入力してCEFRレベルの目安を確認できます(簡易換算)。

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TOEIC L&R と S&W の両スコアを入力して、文部科学省の公式換算式(L&R + S&W × 2.5)でCEFRレベルを算出します。

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CEFRとは何か

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、欧州評議会が2001年に発表した外国語能力を示す国際基準です。英語だけでなく40以上の言語の習熟度をA1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で表します。日本でも文部科学省がCEFRを英検・TOEIC・TOEFL・IELTSとの対照表に採用しています。

A1
入門レベル
基本的な日常表現を理解し使える。ゆっくりであれば簡単なやりとりが可能。
A2
初級レベル
身近な話題の基本的な表現が理解できる。簡単な情報交換ができる。
B1
中級レベル
日常的な話題の主要点を理解できる。旅行先でのたいていの事態に対処できる。
B2
中上級レベル
複雑な文章も理解でき、ネイティブと自然にやりとりができる。
C1
上級レベル
高度な内容の長い文章を理解し、流暢・自然に自己表現ができる。
C2
熟練レベル
聞いた・読んだほぼ全てを容易に理解し、正確かつ流暢に表現できる。

TOEIC L&R スコアとCEFRの対照表

以下はETS公式のマッピング研究に基づくTOEIC® Listening & Reading(L&R)テストのセクション別最低スコアです。

CEFRレベル L&R 合計スコア目安 リスニング最低スコア リーディング最低スコア 英語力の目安
A1320〜619点60点〜60点〜中学初級・基礎的な日常表現
A2620〜784点110点〜115点〜高校基礎・日常的な情報交換
B1785〜944点275点〜275点〜日常会話・旅行での対応可
B2945〜989点400点〜385点〜ネイティブと自然な会話が可能
C1990点(満点域)490点〜455点〜高度な内容も流暢に表現可能
C2TOEIC範囲外TOEIC満点超・ネイティブ同等

※上記合計スコア目安は文部科学省の対照表・ETSのマッピングデータを基に算出。C2はTOEIC L&Rの測定範囲外です。

TOEIC S&W スコアとCEFRの対照表

TOEIC® Speaking & Writing(S&W)テストのCEFR対照表です。4技能すべてをカバーするため、L&Rと併用することで正確な換算が可能です。

CEFRレベル スピーキング最低スコア ライティング最低スコア S&W合計目安(/400点)
A150点〜30点〜80点〜
A290点〜70点〜160点〜
B1120点〜120点〜240点〜
B2160点〜150点〜310点〜
C1180点〜180点〜360点〜
C2TOEIC範囲外

L&R + S&W 合算スコアとCEFRの対照表

文部科学省の公式方式では「TOEIC L&R + TOEIC S&W × 2.5」の合算スコアでCEFRレベルを判定します。最高合算スコアは990 + 400×2.5 = 1,990点となります。

CEFRレベル 合算スコア範囲 合算スコア計算式 対応する英語力
A1320〜624点L&R + S&W×2.5基礎的な日常会話
A2625〜1,149点L&R + S&W×2.5日常的な情報交換が可能
B11,150〜1,559点L&R + S&W×2.5日常・旅行での意思疎通
B21,560〜1,844点L&R + S&W×2.5流暢なビジネス会話
C11,845〜1,990点L&R + S&W×2.5高度な専門的・学術的表現

CEFR・TOEIC・主要英語試験の対照表

CEFRを基準に、TOEIC L&R・英検・IELTS・TOEFL iBTの対応スコアを一覧にまとめました。日本での就職・進学・留学目的に応じた試験選択の参考にしてください。

CEFR TOEIC L&R 英検 IELTS TOEFL iBT ケンブリッジ英語 利用場面
C1945〜990点1級7.0〜8.095〜120点CAE(180〜199)海外大学院・グローバル就職
B2785〜944点準1級5.5〜6.572〜94点FCE(160〜179)留学・外資系就職・昇進
B1550〜784点2級4.0〜5.042〜71点PET(140〜159)海外旅行・基礎ビジネス英語
A2250〜549点準2級3.0〜3.5KET(120〜139)高校基礎・日常会話の入門
A1〜249点3〜5級〜2.5中学初級・超基礎

※文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(2018年)をベースに作成。TOEIC L&R の数値は目安であり、公式では技能別スコアと4技能合算での判定を推奨。

TOEICスコアをCEFRに換算する手順

文部科学省・ETS公式の換算方式に基づく正式な手順と、TOEIC L&R のみでの簡易換算の2パターンを紹介します。

【公式】L&R + S&W 合算による換算手順

  1. TOEIC® L&R(リスニング・リーディング)を受験し、合計スコア(10〜990点)を確認する。
  2. TOEIC® S&W(スピーキング・ライティング)を受験し、合計スコア(0〜400点)を確認する。
  3. 「合算スコア = L&Rスコア + S&Wスコア × 2.5」の計算式で合算スコアを算出する。
  4. 上の対照表で合算スコアが属するCEFR範囲を確認し、対応レベルを特定する。

計算例

例:TOEIC L&R 720点 + TOEIC S&W 260点の場合

合算スコア = 720 + (260 × 2.5) = 720 + 650 = 1,370点

1,370点は「1,150〜1,559点」の範囲に含まれるため → CEFR B1

目的別・目標CEFRとTOEICスコアの目安

目的・シーン 推奨CEFRレベル TOEIC L&R 目標スコア ポイント
大学入試(一般)B1〜B2550〜785点英語4技能が重視されるため準1級相当が有利
国内企業への就職B1〜B2600〜730点多くの企業が600点を採用基準に設定
グローバル企業・外資系B2〜C1800点以上業務英語・交渉力が求められる
海外留学(大学)B2785点以上IELTS 5.5〜6.0相当、TOEFL iBT 72以上
海外大学院C1945点以上IELTS 7.0以上、TOEFL iBT 95以上が目安
海外赴任・駐在B2〜C1730〜860点企業により基準は異なるが730点が一般的な目安

よくある質問(FAQ)

TOEIC L&RのスコアだけでもCEFRに換算できますか?
厳密にはCEFRは4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)を測定する指標のため、公式換算にはTOEIC S&Wも必要です。ただし、企業・大学などが参考値としてL&Rのみで「目安レベル」を示す場合があります。本ツールもL&R単独での「簡易換算」を提供しています。
CEFRのC2レベルはTOEICで何点に相当しますか?
C2はTOEICで測定可能なスコア範囲を超えるため、TOEIC満点(990点)でもC2に相当するとは限りません。C2を証明したい場合は、ケンブリッジ英語検定のC2 Proficiency(CPE)やIELTS 8.5〜9.0を目指すことを推奨します。
文部科学省の換算表とETSの換算表で数値が異なるのはなぜですか?
文部科学省の対照表(2018年)は日本の大学入試改革に向けて作成されたもので、各試験団体からの報告を集約した参考値です。ETSの公式マッピングはヨーロッパ10か国の専門家22名による標準設定研究に基づきます。どちらも「目安」であり、硬直的な数値として運用しないことをETSも推奨しています。
TOEIC B2(785点)は就職に有利ですか?
TOEIC L&Rで785点はCEFR B2相当とされ、国内外の多くの企業で「グローバル業務への対応可能な英語力」の目安として評価されます。外資系・メーカーの海外部門では800点以上を採用基準とするケースも増えています。ただしTOEIC L&Rはスピーキング・ライティングを測定しないため、面接やプレゼンでの英語力は別途アピールが必要です。
TOEIC S&Wを受験していない場合、CEFRを知る方法はありますか?
TOEIC L&Rのスコアを目安として本ツールで簡易換算することができます。また、英検のCSEスコアを利用する方法や、IELTSを受験してバンドスコアからCEFRを確認する方法もあります。最も正確にCEFRレベルを把握するにはTOEIC L&RとS&Wの両方の受験が推奨されます。
CEFRはいつ、どこで生まれたのですか?
CEFRは欧州評議会(Council of Europe)が20年以上の研究を経て2001年に発表しました。ヨーロッパ域内の人材流動化に伴い、言語能力を統一基準で評価する目的で作成されました。現在は欧米のみならず日本・アジア圏でも英語試験との対照表が整備され、入試・就職・留学の指標として広く活用されています。

参考文献

  1. ETS. (2008). Linking English-Language Test Scores Onto the Common European Framework of Reference: An Application of Standard-Setting Methodology. Educational Testing Service.
  2. ETS. (2025). Mapping the TOEIC Tests on the CEFR. Educational Testing Service. https://www.ets.org/pdfs/toeic/toeic-mapping-cefr-reference.pdf
  3. 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC).(2024).『TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表』. https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html
  4. 文部科学省.(2018年3月).『各資格・検定試験とCEFRとの対照表』. https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/091/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/27/1407616_003.pdf
  5. Council of Europe. (2001). Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment. Cambridge University Press.