DPI・PPI 変換計算ツール
画像解像度、印刷サイズ、ピクセル数を簡単に相互変換できる便利なツールです
変換ツール
クイック変換(よく使われる設定)
変換結果
変換履歴
DPIとPPIの違いとは
DPI(Dots Per Inch)とPPI(Pixels Per Inch)は、どちらも解像度を表す単位ですが、使用される場面が異なります。DPIは主に印刷機やプリンターで使用され、1インチあたりに印刷できるドット数を示します。一方、PPIはディスプレイやモニターで使用され、1インチあたりに表示できるピクセル数を表します。
重要ポイント: 商業印刷では一般的に350dpiが推奨されており、これは印刷線数175線の2倍に基づいています。Web画像では72ppiまたは96ppiが標準的です。
DPI・PPI 用途別推奨値
| 用途 | 推奨解像度 | 説明 |
|---|---|---|
| 商業印刷(フルカラー) | 300〜400 dpi | チラシ、ポスター、パンフレット等に最適 |
| 高品質印刷 | 350 dpi | 一般的な商業印刷の標準値 |
| 超高精細印刷 | 600 dpi | 技術図面、アートプリント等 |
| Web表示 | 72〜96 ppi | ウェブサイト、SNS画像 |
| Retinaディスプレイ | 200〜300 ppi | 高解像度スマートフォン・タブレット |
| FAX送信 | 150〜200 dpi | 文書送信に十分な解像度 |
変換計算方法と計算式
基本計算式
ピクセル数 = DPI × サイズ(インチ)
印刷サイズ(インチ)= ピクセル数 ÷ DPI
DPI = ピクセル数 ÷ サイズ(インチ)
※ 1インチ = 2.54センチメートル
計算例
例1:350dpiでA4サイズを印刷する場合
A4サイズ = 21cm × 29.7cm = 8.27インチ × 11.69インチ
幅のピクセル数 = 350 × 8.27 = 2,894.5 ≈ 2,895 px
高さのピクセル数 = 350 × 11.69 = 4,091.5 ≈ 4,092 px
結果:2,895 × 4,092 ピクセルの画像が必要
例2:3000×2000ピクセルの画像を300dpiで印刷
幅の印刷サイズ = 3000 ÷ 300 = 10インチ = 25.4cm
高さの印刷サイズ = 2000 ÷ 300 = 6.67インチ = 16.9cm
結果:25.4cm × 16.9cm で印刷可能
例3:4000×3000pxの画像を20cm×15cmで印刷する際の解像度
20cm = 7.87インチ、15cm = 5.91インチ
幅のDPI = 4000 ÷ 7.87 = 508.3 dpi
高さのDPI = 3000 ÷ 5.91 = 507.6 dpi
結果:約508dpiで印刷される(高品質)
標準的な用紙サイズとピクセル数対応表
| 用紙サイズ | サイズ(cm) | 300dpi時のピクセル数 | 350dpi時のピクセル数 |
|---|---|---|---|
| A4 | 21.0 × 29.7 | 2,480 × 3,508 px | 2,894 × 4,093 px |
| A3 | 29.7 × 42.0 | 3,508 × 4,961 px | 4,093 × 5,787 px |
| A5 | 14.8 × 21.0 | 1,748 × 2,480 px | 2,039 × 2,894 px |
| B4 | 25.7 × 36.4 | 3,035 × 4,299 px | 3,541 × 5,016 px |
| B5 | 18.2 × 25.7 | 2,150 × 3,035 px | 2,508 × 3,541 px |
| レターサイズ | 21.6 × 27.9 | 2,550 × 3,300 px | 2,975 × 3,850 px |
| 名刺サイズ | 9.1 × 5.5 | 1,075 × 650 px | 1,254 × 758 px |
| ハガキサイズ | 10.0 × 14.8 | 1,181 × 1,748 px | 1,378 × 2,039 px |
よくある質問(FAQ)
Q1. DPIとPPIは同じですか?
基本的な計算方法は同じですが、用途が異なります。DPIは印刷時の解像度を表し、PPIはディスプレイ表示時の解像度を表します。印刷物ではDPI、デジタル画像ではPPIという表現が正確です。
Q2. なぜ350dpiが推奨されるのですか?
一般的な商業印刷の印刷線数が175線(1インチあたりの網点数)であり、その2倍の解像度である350dpiが高品質な印刷に適しているとされています。これにより、印刷時のモアレ現象を防ぎ、鮮明な印刷物を実現できます。
Q3. 解像度が高いほど良いのですか?
必ずしもそうとは限りません。解像度が高いほどファイルサイズが大きくなり、処理速度が遅くなります。用途に応じた適切な解像度を選ぶことが重要です。Web用なら72〜96ppi、印刷用なら300〜350dpiが一般的です。
Q4. Web画像を印刷に使用できますか?
Web画像は通常72ppiで作成されているため、そのまま印刷すると粗い仕上がりになります。印刷に使用する場合は、元の高解像度画像を取得するか、小さいサイズで印刷する必要があります。
Q5. スマートフォンで撮影した写真の解像度は?
最近のスマートフォンは1200万画素以上の高解像度カメラを搭載しており、例えば4000×3000ピクセルの写真であれば、350dpiで約29cm×22cmサイズの高品質印刷が可能です。
Q6. 解像度を変更するとファイルサイズも変わりますか?
単にDPI値のメタデータを変更するだけでは、実際のピクセル数やファイルサイズは変わりません。しかし、ピクセル数を増やす(リサンプリング)を行うとファイルサイズも増加します。印刷サイズを変更するだけなら、DPI値の変更のみで対応できます。
解像度設定のベストプラクティス
印刷物の場合
- 商業印刷:350dpiを原寸サイズで設定
- 家庭用プリンター:300dpiで十分な品質
- 大判ポスター:距離を考慮して150〜200dpiでも可
- 名刺や小さい印刷物:400dpi以上を推奨
デジタル表示の場合
- Webサイト用画像:72〜96ppiで作成
- SNS投稿:プラットフォームの推奨サイズに従う
- プレゼンテーション:画面解像度に合わせる(通常96ppi)
- 電子書籍:150〜300ppi(デバイスにより異なる)
プロのヒント: 印刷用データを作成する際は、常に最終的な印刷サイズの1.2〜1.5倍のピクセル数で作成しておくと、拡大縮小の際も品質を維持できます。
参考文献
- 日本印刷産業連合会「印刷用画像解像度ガイドライン」商業印刷における標準解像度の基準に関する業界標準文書
- Adobe Systems「Photoshop 画像解像度と印刷サイズの関係」デジタル画像処理における解像度設定の技術文書
- 国際標準化機構 ISO 12647-2「印刷技術 – プロセスコントロール – オフセット印刷」印刷品質管理の国際規格
- 情報処理学会「ディスプレイ解像度とユーザビリティに関する研究」デジタルデバイスにおける最適解像度に関する学術論文
